日本介助犬協会を支援する

人にも動物にも
やさしく楽しい社会をめざして

介助犬とともにいつでもどこでも一緒に暮らせる地域共生社会の実現を目指します。
犬の可能性を信じ、一人ひとりのニーズに寄り添って歩む、
人と犬をつなぎ、和を創るプロフェッショナル集団です

業務内容

一、良質な介助犬の育成

一人でも多くの肢体不自由者が自立と社会参加を果たせるよう、良質な介助犬の育成と訓練を行います。

一、人材養成

「良質な介助犬は良質な訓練者から」を信条とし、高度な知識と技術を有する介助犬訓練者の養成を行うとともに、介助犬訓練者の資格化をめざします。

一、相談および情報提供

各地リハビリテーションセンター等と連携しながら介助犬の希望者へ適切な助言を行うとともに、障がい者団体等を通じて介助犬の有効性や役割等の情報提供を積極的に行います。

一、啓発

介助犬が、障がい者が自立し社会参加するために不可欠な犬であることを広く国民に知っていただくことを使命とし、介助犬およびその他の補助犬の必要性と安全性を啓発してまいります。

一、研究

専門機関や研究機関と連携しながら、国内外からの情報収集および調査研究に努め、より一層の介助犬の効果的かつ効率的な育成をめざします。

法人概要

会社名
社会福祉法人日本介助犬協会
所在地
本部
〒222-0033 神奈川県横浜市港北区新横浜2-5-9
新横浜フジカビル301号室
TEL:045-476-9005
FAX:045-476-9006

介助犬総合訓練センター ~シンシアの丘~
〒480-1311 愛知県長久手市福井1590-51
TEL:0561-64-1277
FAX:0561-64-1278
代表者
理事長 高柳 友子
設立年月日
(一)【認可日】平成16年3月18日
(二)【認可した官庁】東京都
(三)【事業開始日】平成16年4月1日
(四)【設置法人】社会福祉法人 日本介助犬協会

あゆみ

1992年
はじまり
アメリカから一人の女性が介助犬を連れて帰り、その時から日本の介助犬の歴史が始まりました。
1995年
7月
介助犬の活動をサポートしようと集まったボランティアにより東京都八王子市に任意団体「介助犬協会」が発足
2004年
4月
社会福祉法人「全国介助犬協会」設立
多くの介助犬を希望される方のために安定したかたちで介助犬を育成・提供し、 継続したサポート体制を築くために2004年に社会福祉法人「全国介助犬協会」を設立しました。
2007年
8月
社会福祉法人「日本介助犬協会」へ名称変更
2009年
5月
介助犬総合訓練センター
〜シンシアの丘〜 開所
数名の職員とボランティアで活動していた東京都八王子市の賃貸5階建てビルにはエレベーターが無く、障がい者の方を招くことができない環境であったため「介助犬使用者・希望者の方に来てもらえる施設を建てたい!」と多くの方々の協力を得て、介助犬を専門にした総合訓練センターとしては日本で唯一の存在となる「〜シンシアの丘〜」を開所しました。
※愛知県長久手市 (本部:東京都八王子市)
2012年
10月
本部 神奈川県横浜市へ移転
2019年
11月
介助犬総合訓練センター
~シンシアの丘~ 開所10周年記念式典
様々な支援者に支えられ、10周年を迎えることができました。長久手市と共催にて、「開所10周年記念式典」を開催し、日頃より大変お世話になっております皆さまに感謝の想いを届け、今後の一層の事業の発展に向け決意を新たにしました。
2023年
1月
長久手市から表彰を受ける
「令和4年度長久手市表彰式」にて福祉の部の団体として表彰いただきました。
2023年
1月
Assistance Dogs Internationalの認可団体に承認
Assistance Dogs International(ADI)とは、世界約30カ国 約150の非営利の補助犬の育成団体で構成される国際連合です。2022年11月にADIから派遣された査察官による査察を受け、認定審査委員会を経て2023年1月に認可されました。

私たちの考え

介助犬はオーダーメイド

想像してみてください。介助犬使用者の障がいの状態は人それぞれです。
脊髄を損傷した部分によって体の動かせる部分が違います。
進行性の病気の方はできることが少しずつ変わっていきます。 そして、当然ですが、皆さんそれぞれ違う家で暮らしていますからお住いの環境も違います。
使用者が希望する介助作業を経験豊富なトレーナーが現場で候補犬をオーダーメイドで訓練します。
その際、当会では犬のトレーナーだけでなく、リハビリテーション専門職である医師や理学療法士、 作業療法士とチームを組み、使用者の身体に負担のかからない方法を検討します。

1組でも多くの笑顔を!

介助犬使用者の方は思いがけない事故や病気で身体が不自由になった方がほとんどです。
一時的に自身の状況に絶望し生きる希望を見いだせなくなった方、 出かけた時の周りの視線が気になり引きこもりがちだった方もいます。
でも、介助犬と暮らし始めて、 人に頼まなくてもできることが増えたり、介助犬を連れていて周りに 微笑んだ温かい視線を感じたりすることで少しずつ自分と家族に笑顔が増え、自分らしい生活を取り戻しています。 身体が不自由になることは決して他人事ではありません。
障がいがあってもなくても自分らしく生きられる社会を今から一緒に作っていきませんか。

“人にも動物にもやさしく楽しい社会をめざして”。

フォローアップに力を入れています!

介助犬は貸与して終わりではありません。認定された年には数回、その後も年に1回以上は使用者の自宅を訪ねて、 介助犬との生活の状況について相談に応じます。必要であれば、数日かけて訓練を強化します。
私たちは介助犬を通して、 使用者の方たちの人生を共にする仲間として、不安なことに耳を傾け、寄り添いとことん付き合います。

犬の幸せを第一に考えています。

犬も人間と同様、一頭一頭に個性があります。犬たちが「楽しい、もっとやりたい!」、 「ほめられてうれしい」と感じるトレーニングをしていますが、全ての犬が介助犬に向いているわけではありません。
複数のトレーナーで犬の適性を観察し、介助犬にならない方が幸せになれると判断された犬は キャリアチェンジ犬として一般家庭に家庭犬としてお譲りしています。 その場合も犬を希望された家庭とキャリアチェンジ犬のマッチングをトレーナーが責任を持って行います。
犬たちの命に敬意を表して、シンシアの丘には当協会と縁のある犬たちの慰霊碑があり、年に一度慰霊祭を行っています。